トラウマが発生するメカニズム

トラウマは、どうやって発生するのでしょう?


人が、何かショックなできごとを

経験したとします。


すると、そのとき人は様々な不快な感情を

抱きます。


たとえば、怒り、悲しみ、恨み、悔しさ、恐怖などです。


これらの不快な感情を持ち続けることは、

大変な苦痛が伴います。


一日中怒っているのも、泣いているのも、

怖がっているのもしんどいですよね。


そこで、人はこれらの感情を

「なかったこと」として、

脳内に抑圧します。


そして、しばしば

「あのときのことは忘れた」

と口にします。


この場合、「忘れた」ということは

正しい表現ではありません。


あくまでも、「ただの一時避難」

にしか過ぎないのです。


そして、これらの感情は、普段は

あなたの脳内でおとなしくしています。


ところが、不快な感情をしたときと

似たような出来事を経験しそうになると、

途端に脳はパニック状態になります。


そこで、脳は「あのときと同じことになるぞ!」と

あなたに警告します。


その警告が、様々な症状となって現れるのです。


たとえば、私はひどいあがり症でした。


手足はガクガクブルブル震え、

全身から大量の発汗、

心臓は口から飛び出しそうなほどにバクバク、

声は上ずってひっくり返る(泣)・・・。


私のあがり症の原因は、

小学4年生の担任教師の暴力でした。


発表会では、たくさんの見知らぬ人を

前にします。


その状況が、クラスの皆が見ている前で

担任教師に暴力を奮われた状況と

オーバーラップするのです。


脳は、「過去の不快な思いをしたあのとき」と

「現在の似ている状況」の

区別がつきません。


そのために、私の脳に抑圧された恐怖が

発表会で蘇ってしまうのです。


もし、あなたが心の問題で困っていたら、

原因となるような出来事がなかったかどうか、

過去を振り返ってみてください。


過去の出来事の中に、

現在の問題解決のヒントがあります。


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